Harmony (ハーモニー|ONE)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

Harmony (ハーモニー|ONE)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

Harmonyは、スケーラブルで安全性の高い「100億人のためのプラットフォーム」を構築することを目的としたプロジェクトです。

また、拡張性に優れた次世代のブロックチェーンとしても期待されており、将来的にはHarmony上に様々なDApps(分散型アプリケーション)を構築が可能となります。

この記事では、Harmonyの基本的な特徴をまとめます。

Harmonyの基本情報

通貨名(単位) Harmony(ONE)
公開日 2019年6月1日
総発行枚数 12,600,000,000 ONE
トークン規格 BEP-2トークン
コンセンサスアルゴリズム PBFT(Practical Byzantine Fault Tolelance)

Harmonyの単位はONE(ワン)です。

公開日は2019年6月1日で、総発行枚数は12,600,000,000 ONEとなっています。

Harmonyは、世界最大の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」の独自ブロックチェーン「Binance Chain (バイナンスチェーン)」上でBEP-2トークンとして発行されており、コンセンサスアルゴリズムには不正に強いとされている「PBFT(Practical Byzantine Fault Tolelance)」が採用されています。

2019年5月27日には、「Binance」が行うIEO(Initial Exchange Offering)の「Binance (バイナンスローンチパッド)」第5弾として資金調達を行いました。

HarmonyのIEO価格は1 ONE = 0.003175USDでの販売となり、現在では約6倍程度の0.02USDT付近の価格を推移しています。

また、今月末から7月上旬にかけてHarmonyのメインネットローンチを予定しており、これまでにはテストネットで3度の成功を収めています。

Harmonyの購入

現在Harmonyは、金融庁に認可された日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんので、購入することができません。(2019年6月16日時点)

ただし、海外取引所の「BINANCE」であれば、基軸通貨である「BTC(ビットコイン)」、「ETH(イーサリアム)」を送金することで購入可能です。

Harmonyの特徴

Harmonyの主な特徴としましては、次のようなものが挙げられます。

  • 開発チーム
    Harmonyの開発チームには、創設者は「Apple」や「Google」でエンジニアとして務めていたStephen Tse氏、「Amazon」Webサービスチームを率いていたLeo Chen氏、ライブ配信VR対応360度4Kカメラ「Orah 4i」を開発した「VideoStitch」CEO Nicolas Burtey氏などといったトップ技術者が加わっています。
    このように世界各国のエキサイティングな技術者ばかりを集め、様々な専門知識を組み合わせることで、新しいグローバル規模のインフラストラクチャを創造していくことでしょう。
  • スケーラビリティと分散化を目標としたプラットフォーム
    Harmonyの目標は、スケーラビリティと分散化に優れたコンセンサスプラットフォームを実現させることで、100億人ものユーザにHarmony上に構築されたDAppsを利用してもらうことにあります。
    そのためHarmonyは、トランザクション処理を並列化し、接続遅延を解消することに成功しました。
    また、CPUのパフォーマンスとセキュリティも向上させ、分散型ブロックチェーンネットワークに参加するノードの数を考慮することで、より分散化したネットワークを構築しました。
    実際にHarmonyのメインネットがローンチとなれば、様々なユースケース拡大につながることでしょう。

Harmony Partnership Series(ハーモニーパートナーシップシリーズ)

Harmonyのパートナーシップには、次のような企業・プロジェクトが挙げられます。

  • Ankr Network(アンカーネットワーク)
    Ankr Network(アンカーネットワーク)は、データセンターやエッジデバイスでアイドル状態のコンピューティングリソースを活用することを目的とした分散コンピューティングプラットフォームとしてHarmonyと提携を組みました。
    Ankr Networkでは、多くのブロックチェーン企業や消費者に必要な膨大な量のクラウドコンピューティングリソースを提供することで、世界中のユーザをサポートします。
    Harmonyと提携することによって、共同でオープンインフラストラクチャーを創出し、分散型経済を発展させるための技術をこれから開発していくようです。
  • NOIZ Chain(ノイズチェーン)
    NOIZ Chain(ノイズチェーン)は、ブロックチェーンを活用したAI互換の分散型広告交換プラットフォームとしてHarmonyと提携を組みました。
    NOIZ Chainでは、消費者がオンラインでのやり取りを通じて作成されたデータを管理し、収益化につなげることが可能です。
    Harmonyと提携することによって、「スマートコントラクト(自動契約)」を利用して出版社との広告コントラクトの管理が簡単に行えるようになるでしょう。
  • Chainlink(チェーンリンク)
    Chainlink(チェーンリンク)は、異なるブロックチェーンをつなげるための「クロスチェーン」を開発するプロジェクトとしてHarmonyと提携を組みました。
    Chainlinkでは、「スマートコントラクト」が機能するために必要な信頼性の高い入出力データを提供することが可能です。
    Harmonyと提携することによって、オフチェーンでの「スマートコントラクト」の活用が可能となります。
  • Contentos(コンテントス)
    Contentos(コンテントス)は、クリエイター、消費者、広告主を含むすべてのメンバーが公平に報酬を得られるよう分散型デジタルコンテンツエコシステムの開発を目的としたブロックチェーンとしてHarmonyと提携を組みました。
    Contentosの分散型デジタルコンテンツエコシステムには、すでに346万以上のビデオと1億5,900万以上のライブストリームをデータ管理しており、6,000万人以上と100万人以上のコンテンツクリエーターが利用しているようです。
    Harmonyと提携することによって、Harmony上に構築されたDAppsゲームを使用しているゲーマーがContentosでゲームプレイを配信することで、広告や有料購読、視聴者からのチップにより収益化につなげることができます。

Harmonyの将来性とは

Harmonyは、100億人のユーザに使用されることになるブロックチェーンとして期待でき、今後Harmony上に便利なDAppsがたくさん登場することでしょう。

Harmony Partnership Seriesでは、多数の有名企業・プロジェクトと提携を組んでいることから更なるユースケース拡大にも注目です。

また、Harmonyメインネットローンチの件もありますので、とても将来性のあるアルトコインの一つといえるのではないでしょうか。