LoyalCoin(ロイヤルコイン|LYL) の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

LoyalCoin(ロイヤルコイン) の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

LoyalCoinは「NEM(ネム)」ベースで発行された通貨となっており、ポイントサービスとブロックチェーンを融合させたプロジェクトのもと誕生したアルトコインです。

LoyalCoinを開発しているのはフィリピンの企業「AppSolutely社」となっており、顧客ロイヤルティ(ポイントサービス)の改善を目指しています。

この記事では、LoyalCoinの基本的な特徴をまとめます。

LoyalCoinの基本情報

通貨名(単位) LoyalCoin (LYL)
公開日 2018年5月
発行枚数 90億枚
コンセンサスアルゴリズム PoI

LoyalCoinの単位はLYLです。

公開日は2018年5月で、発行枚数はあの「Bitcoin(ビットコイン)」の2,100万枚を大きく上回る90億枚となっています。

コンセンサスアルゴリズムには、NEMブロックチェーンのPoIが採用されています。

LoyalCoinの購入

LoyalCoinは現在のところ、金融庁に許可された日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんので購入することができません。(2019年4月13日時点)

ただし、海外仮想通貨取引所の「OEX.com(オーイーエックス)」や「Cryptopia(クリプトピア)」などでは購入可能となっています。

実際に購入する流れは、基軸通貨となる「BTC(ビットコイン)」や「LTC(ライトコイン)」を購入し、上記の仮想通貨取引所へ送金することで購入できます。

LoyalCoinの特徴

LoyalCoinの特徴としましては、次のようなものが挙げられます。

  • ポイントサービス
    冒頭でもお伝えした通り、LoyalCoinはポイントサービスにブロックチェーンを取り入れた新しいプロジェクトです。
    既存のポイントサービスではお店ごとのポイントカードで管理しなければなりませんが、今回ご紹介するLoyalCoinのポイントサービスを採用することで様々なお店のポイントを一括でまとめて管理することが可能となりました。
    分かりやすく説明すると、お店のポイント自体がLoyalCoinとなってスマホで一括管理できるようになるということです。
    ブロックチェーンを利用しているため改ざん等の心配もなく、従来のポイントサービスよりも圧倒的な低コストを実現させました。
    LoyalCoinの使い方は、従来のポイントサービスと同じく買い物や特典として利用できる他、貯まったLoyalCoinを他のユーザに送ることも可能です。
    さらにLoyalCoinは「NEM」ベースで発行されているので、「NEM」や「Bitcoin」、「Ethereum(イーサリアム)」などにも換金することができます。
    このようにLoyalCoinのポイントサービスが世の中に普及していくことで、お財布の中にあるポイントカードのほとんどがスマホで一括管理することができるようになり、企業側のコスト削減にも繋がります。
    また、顧客管理や行動分析といったマーケティングの面でも役立ちますし、キャンペーンやクーポン、特典としても活用することができる優れたポイントサービスとなっています。
  • LoyalWalletアプリ
    LoyalWalletは、LoyalCoin(ポイント)を保管する財布となります。
    このLoyalWalletを使用することで、提携先の店舗でLoyalCoinを獲得・使用したり、家族や友人などにLoyalCoinを送ったりすることもできるのです。
    また、前述の通りこちらのLoyalWalletから「NEM」、「Bitcoin」、「Ethereum」へ交換することも可能で、それらの通貨を現金へ交換することもできます。
    LoyalWalletの使い方は、提携先の店舗でQRコードを提示するだけで利用することができるので、アプリをダウンロードすれば誰でも簡単にLoyalCoinを使用・管理できるという訳です。
    ちなみにLoyalWalletは「App Store」と「Google Play」の両方からダウンロード可能となっています。
  • NEMとの関係
    LoyalCoinは「NEM」とパートナーシップを組んだことで、NEMブロックチェーン上で発行されました。
    そのためLoyalCoinのアドバイザーには「NEM」の開発を支えている「NEM.io財団」の代表Lon Wong氏も加わっており、今後のNEMブロックチェーンの大きなユースケースにつながるのではないかと期待が寄せられています。
    つまりLoyalCoinはNEMブロックチェーン上で発行されていますので、LoyalCoinが普及すればするだけ「NEM」のユースケース拡大につながるといった訳です。
    「NEM」は、海外はもちろんのこと日本国内でも有名なアルトコインの一つですので、近い将来LoyalCoinが日本上陸の可能性もあるでしょう。

多数の有名企業と提携

LoyalCoinは、ブロックチェーンを利用したポイントサービスで大変注目を集めているアルトコインですが、多数の有名企業と提携したことでも話題となっています。

  • マクドナルド
    LoyalCoinは、2019年3月18日にフィリピンの「マクドナルド」と提携を結び、LoyalWalletを使用することで仮想通貨決済を可能にしました。
    また、LoyalWalletに新規登録することを条件に、無料のハンバーガーをもらえるキャンペーンも実施しました。
  • セブンイレブン・ファミリーマート
    LoyalCoinは、大手コンビニのセブンイレブンとファミリーマートとも提携を結んでいます。
    さらにフィリピンのセブンイレブンでは既にLoyalCoinを導入済みで、決済に使用できる「CliQQ Pay Wallet」を利用すればLoyalCoinを貯める・支払うことができるようです。
  • Gong cha (ゴンチャ)
    LoyalCoin は、近年Instagramで大流行中のGong cha(ゴンチャ)とも提携を結んでいます。
    過去にはGong chaのポイントをLoyalCoinに変換するテストも行われ、実際にポイントとしてLoyalCoinが与えられたそうです。
    この他にも日本国内でもお馴染みのスターバックスやhavaianas(ハワイアナス)などといった多数の有名企業が名を連ねています。
    さらに今後も様々な企業と提携を結んでいく予定で、200万人以上のユーザ獲得を見込んでいるそうです。

LoyalCoinの将来性とは

LoyalCoinは、これまでになかったブロックチェーンを利用したポイントサービスを提供し、多数の有名企業と提携を結んできました。

そして実際の決済・報酬に使用されたケースもあり、今後のユースケース拡大にはかなりの期待が寄せられています。

また、「NEMber(ネムバー)」と呼ばれるNEMファンの間ではLoyalCoinの日本進出にも期待が寄せられており、日本のファミリーマートがTポイントから離脱の話もあるようなので、国内でLoyalCoinを使用できる日も近いかもしれません。