IOST(アイオーエスティー)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは
IOST(アイオーエスティー)は時価総額ランキング41位といったアルトコインの一つです。(2019年4月10日時点)
IOSTのIOSは、「Internet Of Service」の略称で「サービスのインターネット」といった意味をもち、あらゆる種類のオンラインサービスプロバイダにとって堅固なインフラストラクチャを提供します。
また、IOSTは次世代のブロックチェーンとして「分散化/非中央集権化」に重点を置きながら開発が進められています。
もちろん「スマートコントラクト」や「Dapps(分散型アプリケーション)」も導入されていますので、取引の透明化や幅広いサービスへの対応も可能です。
この開発を支えているのは「プリンストン大学院」出身のCTOをはじめ、「ハーバード大学」、「スタンフォード大学」、「コーネル大学」などの有名大学出身者や、数学オリンピックのゴールドメダリスト達で、マネジメントには若干21歳で4,000万ドルの事業売却に成功したCEOなどといった異色の経歴をもったもの達で構成されている業界最強チームです。
この記事では、IOSTの基本的な特徴をまとめます。
IOSTの基本情報
通貨名(単位) | IOStoken(IOST) |
公開日 | 2018年1月11日 |
発行枚数 | 210億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | PoB(Proof-of-Believability) |
通貨名はIOStoken(アイオーエストークン)で単位がIOSTとなっています。
公開日は2018年1月11日で、発行枚数ではあの「Bitcoin(ビットコイン)」が2,100万枚であるのに対し、なんと210億枚もの通貨を発行しているのです。
コンセンサスアルゴリズムには、独自開発のPoB(Proof-of-Believability)を採用しています。
IOSTの購入
IOSTは現在のところ、金融庁に許可された日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんので購入することができません。(2019年4月9日時点)
海外の仮想通貨取引所「BINANCE(バイナンス)」や「Huobi(フォビ)」、「OKEX(オーケーエックス)」などであれば購入可能です。
実際の流れは、まず国内の仮想通貨取引所で基軸通貨となる「BTC」や「ETH」を購入し、上記の海外仮想通貨取引所へ送金すれば購入することができます。
IOSTの特徴
IOSTの特徴としましては次のようなものが挙げられます。
- PoB(Proof-of-Believability)
PoB(Proof-of-Believability)は冒頭でもお伝えした通りIOSTが独自に開発したコンセンサスアルゴリズムとなっており、「Believability」は「信憑性」や「信用性」といった意味を持ちます。
そのため「Bitcoin」のPoWや、「DASH(ダッシュ)」のPoSとは違い、トークンの保有量やIOSネットワーク内での貢献度、サービス参加者からの評価によって承認される仕組みとなっています。
PoBを採用することにより次世代のトランザクション速度で超高速ネットワークを可能にし、尚且つ安全で公平性が保たれるコンセンサスアルゴリズムといえるでしょう。 - メインネットOlympus v1.0移行済み
元々IOSTは「Ethereum(イーサリアム)」の「ERC20トークン」として発行されていましたが、この度2019年2月25日にメインネット「Olympus v1.0」をローンチし、無事に移行完了しました。
このメインネット「Olympus v1.0」は、ファンドのサポートによって予定より6ヶ月早くアプリケーション対応のメインネットを立ち上げる事ができたそうです。
さらにIOSTの開発者は、「FacabookやAmazonのような大規模オンラインサービスでさえもサクッと動かせるブロックチェーン」と謳っていますので、今後のユースケース拡大にも期待できます。 - IOSTトークンの買い戻しを発表
IOSTは、これまでに発生した余剰利益を利用してIOSTトークンの買い戻しを行うことを2019年4月2日に発表しました。
この買い戻しプログラムは、2019年から2年間かけて買い戻しが行われる予定になっており、買い戻されたIOSTトークンは財団の「エコシステムトークン」として少なくとも1年以上はロックアップ(凍結)される見通しとなっています。
そしてIOSTトークンが買い戻しされると市場の供給が減ることになりますので、IOSTコミュニティの価値、創造を大幅に拡大するものと期待されています。
秘密兵器「OASIS」
秘密兵器「OASIS」は、ブロックチェーンと現実世界をつなぐものとして「見えない最高のテクノロジー」と呼ばれています。
こちらを分かりやすく説明すると、これまでの「Dapps」へのアクセスに伴う複雑な技術的メカニズムを排除し、ブロックチェーンやウォレット等の知識が全くないユーザでも簡単にアクセス可能になるということです。
将来的には、この秘密兵器「OASIS」をユーザの日常生活に取り入れることを目指し、様々なアプリケーションでの使用を模索し続けています。
そのためユーザは「Dapps」にブロックチェーンが使用されているとは知らずに利用することになるので、「目に見えない最高のテクノロジー」と呼ばれているという訳です。
今後IOSTを利用した「Dapps」があまりテクノロジーに詳しくない一般のユーザから受け入れられる日が来ることに期待しましょう。
IOSTの将来性とは
IOSTは、メインネット「Olympus v1.0」をローンチしたことから「Ethereum」、「EOS(イオス)」、「Tron(トロン)」に並ぶ第4のパブリックチェーンとなり、この中で今最も急速に成長しているブロックチェーンネットワークです。
その証拠にIOSTメインネットローンチ以来10万アカウントが登録達成したり、2,000万を超えるチェーン上のトランザクションを記録したり、10近くのDappをリリースしたりといったマイルストーン(目標)を達成しています。
そんなIOSTブロックチェーンは「Ethereum」よりも400倍以上速く、「EOS」の10倍の分散化を実現し、今後さらに秘密兵器「OASIS」等の様々な独自サービスをローンチしていく予定です。
この他にも日本国内の取引所へ上場することを目指しているようですし、IOSTの今後の技術開発には注目です。