Chiliz(チリーズ|CHZ) の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは
Chiliz(チリーズ)は、スポーツやe-Sports (eスポーツ)、エンターテインメントに関するアルトコインの一つです。
e-Sportsとは、「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略称であり、オンラインゲーム、ビデオゲームを使用したスポーツ競技のことをいいます。
そんなChilizは、マルタ共和国拠点のブロックチェーン企業「Socios.com (ソシオス)」が発行しており、「Ethereum(イーサリアム)」のプラットフォーム上で開発されました。
この記事では、Chilizの基本的な特徴をまとめます。
Chilizの基本情報
通貨名(単位) | Chiliz(CHZ) |
公開日 | 2019年(第2四半期上場予定) |
総発行枚数 | 8,888,888,888CHZ |
規格 | ERC-20 |
コンセンサスアルゴリズム | Ethash |
Chilizの通貨名は「CHZ」です。
公開日は、2019年の第2四半期上場予定となっています。
また、ChilizのICO(イニシャル・コイン・オファリング)は、プライベートセールのみでパブリックセール(一般向け販売)は行われておりません。
規格・コンセンサスアルゴリズムには、「Ethereum」のERC-20、Ethashが採用されています。
Chilizの購入
現在Chilizは、金融庁に認可された日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんので、購入することができません。(2019年5月21日)
分散型取引所であるBinance DEX(バイナンスデックス)に上場し取引が可能になっています。
また2019年(第2四半期)に上場する予定とのことですので、海外仮想通貨取引所の「Binance(バイナンス)」や「OKEx(オーケーイーエックス)」などへの上場を期待しましょう。
Chilizの特徴
Chilizの主な特徴としましては、次のようなものが挙げられます。
- スポーツとエンタテイメントのプラットフォーム
Chilizは、スポーツとエンターテインメントのプラットフォームとして開発され、仮想通貨投票プラットフォーム「Socios.com」上で動作しています。
そして、スポーツやeSportsなどのエンターテインメントのファンは、Chilizを使用して自分の好きなチームに投票することが可能となっており、意思決定イベントなどにも参加することができます。
また、投票したチームが勝利すればChilizを報酬として受け取ることもでき、eSportsに使用されるデジタルアイテムなどの売買にも利用可能です。
特に電子機器を使用して競うeSportsに関しましては、世界規模で発展していく中で、「アジアオリンピック」にも公式種目として認定される程の人気ぶりなので、共にChilizの発展が期待できるでしょう。 - FTO(ファントークンオファリング)
FTO(ファントークンオファリング)とは、クラブチームなどがファントークンを利用して資金調達を行うことをいいます。
FTOに似たものでいえば、新規株式公開の「IPO」や新規仮想通貨公開の「ICO」などを思い浮かべてもらえるといいでしょう。
ちなみにヨーロッパでは商標登録も承認されており、「Socios.com」のプラットフォーム上で発行可能となっています。
また、イタリアセリエAでお馴染みの「ユベントス」や、ネイマールが所属していることでも有名な「パリ・サンジェルマンFC」も「Socios.com」とパートナーシップを組み、今後のファントークン発行を検討しているそうです。 - Blockchain Campus(ブロックチェーンキャンパス)
Blockchain Campus(ブロックチェーンキャンパス)とは、Chilizがマルタ島に設立した24フロアからなる自社ビルのことをいいます。
このマルタ島は別名「ブロックチェーン島」とも呼ばれており、政府も推奨している程の画期的な島で、続々と大手仮想通貨企業がChilizのBlockchain Campusに移転を始めています。
さらに世界三大仮想通貨取引所の「Binance(バイナンス)」、「OKEx(オーケーイーエックス)」もBlockchain Campusに入居することが決定しているようです。
ちなみにBlockchain Campusでの家賃等の支払いには、全てがCHZでの支払いとなっています。 - 多数企業と提携
Chilizは、多数企業と提携を組んでいることでも話題を呼んでいます。
サッカーチームでいえば、前述の「ユベントス」や「パリ・サンジェルマンFC」はもちろんのこと、イギリス・プレミアリーグの「ウェストハム・ユナイテッドFC」も挙げられ、さらに他の有名サッカーチームも近々発表予定だそうです。
仮想通貨関連では、「Binance」や「OKEx」、「TRON(トロン)」、「Coinmarket Cap (コインマーケットキャップ)」などの名だたる企業がChilizと提携を組んでいます。
Binance Chain(バイナンスチェーン)との戦略的パートナーシップ
2019年5月17日(金):Chilizは、自社サイト内のニュースでBinance Chain(バイナンスチェーン)との戦略的パートナーシップを提携したことを発表しました。
Binance Chainは、Chilizと戦略的パートナーシップを提携したことによって、スポーツチームのトークン化を推進しており、今後世界中のスポーツファン35億人を通じてブロックチェーン技術の普及が進むことに大きな期待を寄せています。
そしてChilizは、消費者向けサービスにブロックチェーン技術を導入することが可能となり、即時決済やギフト用プリペイドカード、デジタルサービス向け少額決済などのサービスが提供可能となるようです。
また、BinanceのCEO (最高経営責任者)Changpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)は、「スポーツはブロックチェーンの可能性と有用性を多くの人に伝えるのに最適な媒体です。BinanceとChilizが世界的にリードしていることを誇りに思う」とコメントしています。
最終的には、将来多くの異なるスポーツ分野から何百ものチームとクラブのためにChilizプラットフォームを提供することになるでしょう。
Chilizの将来性とは
Chilizは、スポーツやe-Sportsに特化した将来性のあるアルトコインです。
日本ではまだまだ認知度の低いe-Sportsですが、今後世界中でのe-Sports発展に伴い、Chilizのユースケース拡大へつながっていくことでしょう。
また、「Binance Chain」など多数企業とのパートナーシップ提携や、今後の上場発表には期待が高まります。