Binance Launchpad(バイナンスローンチパッド)がトークン購入権利者を先着順から抽選方式に
大手取引所Binance(バイナンス)のIEO(Initial Exchange Offering)を行うプラットフォームであるBinance Launchpad(バイナンスローンチパッド)はこれまで三回ほど行われました。これまでのIEOにおけるトークン購入者は、そのトークンの人気さ故に購入開始と同時にボタンを連打する、いわゆる先着順の状態になっていましたが、2019年3月24日にBinanceは、これからはBinance Coin(バイナンスコイン)というBinanceが発行するトークンの保有量に応じて抽選を行い、当選者が購入できる権利を獲得するという抽選方式に変更することを発表しました。
このトークン保有量での抽選方式における概要は次の4点になります。
- 次回のBinance Launchpadは先着順ではなく抽選方式に変更
- 抽選の日までの20日間のBinance Coin(BNB)の保有額に応じて、抽選券をアカウントにつき最大5枚まで獲得することが可能
- 抽選は透明性がありランダムなシステムによって当選者を決定
- アカウントの確認(KYC)と国ごとの制限は引き続き適用
抽選の20日前から日本時間で午前9時にスナップショットが取られBinance Coin保有量の記録が始まり、期間中の最小の保有量が抽選では使用されるので、例えば一日だけ500BNBを超える保有量を持っていたとしても他の日で0枚だと抽選の権利は与えられません。
20日間におけるBinance Coin最小の保有量(X) | 抽選券の数 |
100 ≤ X < 200 | 1 |
200 ≤ X < 300 | 2 |
300 ≤ X < 400 | 3 |
400 ≤ X < 500 | 4 |
X ≥ 500 | 5 |
そして抽選日の一日前から保有していたBinance Coinに応じた抽選券を請求することができます。
またこの発表のあと、20日前からの保有量が毎日記録されることもあり、Binance Coinの価格も高騰しました、抽選に参加したい人も含めてBinance Coinの需要が上がったことが伺えます。