PCHAIN(ピーチェーン)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

PCHAIN(ピーチェーン)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

PCHAIN(ピーチェーン)は、時価総額ランキング383位のアルトコインの一つです。(2019年4月29日時点)

PCHAINは、世界で初めて「EVN(Ethereum Virtual Machine)」をサポートするネイティブマルチチェーンとしてローンチされました。

EVNとは、簡単に説明すると「Ethereum(イーサリアム)」のプログラムの実行環境ことを指し、そのサポートをするブロックチェーンがPCHAINというわけです。

PCHAINでは、異なる「DApps(分散型アプリケーション)」間で様々な仮想通貨やデータなどをやり取りすることが可能です。

この記事では、PCHAINの基本的な特徴をまとめます。

PCHAINの基本情報

通貨名(単位) PCHAIN(PI)
公開日 2018年6月
発行枚数上限 21億枚
コンセンサスアルゴリズム PDBFT

PCHAINの単位はPIで、公開日は2018年6月となっています。

発行枚数上限は21億枚で、コンセンサスアルゴリズムには独自開発の「PDBFT」が採用されています。

また、元々PCHAINは「Ethereum」のプラットフォーム上で発行されたアルトコインでしたが、2019年3月30日にメインネットをローンチしました。

そしてメインネット移行に伴い、元々の通貨単位であった「PAI(パイ)」からPIにリブランディングしました。

PCHAINの購入

現在PCHAINは、金融庁に許可された日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんので、購入することはできません。(2019年4月24日時点)

ただし、海外取引所の「Bibox(ビボックス)」などであれば、基軸通貨である「BTC(ビットコイン)」や「ETH(イーサリアム)」を送金することで購入可能です。

PCHAINの特徴

PCHAINの主な特徴としましては、次のようなものが挙げられます。

  • PDBFTコンセンサスアルゴリズム
    PDBFTコンセンサスアルゴリズムとは、Practical Byzantine Fault Tolelanceの略称で、様々な不正などを阻止することが可能な承認方法です。
    PDBFTコンセンサスアルゴリズムは、コアノードと呼ばれるトランザクションを承認・受信する端末に送られ、無事に承認が集まれば合意となる仕組みです。
    このコアノードは、複数の信頼性の高い承認可能なノードのみが選ばれていますので、安心して利用することができます。
    また、不正を阻止する以外にも素早いトランザクションの認証や、運営のしやすさ、電力削減などのメリットもあります。
  • クロスチェーン
    クロスチェーンとは、他の異なるブロックチェーンと直接取引ができるようになる技術のことをいいます。
    通常ブロックチェーンと呼ばれるものは、フォーク(枝分かれ)することはあっても交わることはなく、他の異なるブロックチェーンにある通貨などを直接取引することができませんでした。
    そのため異なるブロックチェーン上の仮想通貨を交換するには取引所を介する必要があり、そのための手数料や手間がかかっていたのです。
    そこでこのPCHAINのクロスチェーンと呼ばれる技術を用いることで、他の異なるブロックチェーン上の通貨などを直接取引可能となりました。
    現在では、実際に取引できる通貨として、「EHT(イーサリアム)」や「BCH(ビットコインキャッシュ)」などが挙げられます。
  • スマートデータ
    スマートデータとは、人工知能(AI)技術が組み込まれたブロックチェーンと外部のビッグデータ(大量の情報源)をつなぎ合わせるシステムです。
    このスマートデータを利用することで、外部のビッグデータを使用したアプリ開発などが可能となり、効率の良い作業を行うことが可能です。
    また、PCHAINのネットワーク上でスマートコントラクト(自動契約)を行えたり、他のブロックチェーンとのやり取りをスムーズに行えたりといったメリットもあります。
    そのため、他のブロックチェーンをサポートするためには欠かせないシステムとなっています。

Binacechainサポート

PCHAIN クロスチェーンは、2019年4月23日にメインネットローンチした「Binacechain(バイナンスチェーン)」をサポートすることを発表しました。

「Binacechain」とは、世界最大の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」が開発するパブリックブロックチェーンです。

このブロックチェーンはパフォーマンス・使いやすさ・流動性に重きを置いて開発されており、元々PCHAINがサポートしている「Ethereum」よりもはるかに高速で安価となっています。

そしてPCHAINの技術を取り入れることで、異なるブロックチェーン資産を移転または交換することが可能となりました。

PCHAINの将来性とは

PCHAINは、様々な独自開発したサービスで、他のブロックチェーン上での大規模なアプリ開発などを可能にする優れたシステムです。

今回「Binance Chain」をサポートするということで、PCHAINが将来性のあるマルチチェーンということがお判りいただけたのではないでしょうか?

さらにPCHAINは多数の大手企業とパートナーシップを組んでいますので、今後様々な「DApps(分散型アプリケーション)」が作成されていくことに期待です。