ADA(エイダ)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

ADA(エイダ)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

ADA(エイダ)はアルトコインの一つで、時価総額は10位前後という上位にいます。(2019年3月2日時点)

ADAはCardano(カルダノ)というオンラインカジノをベースとした新しいプラットフォームのプロジェクトで使用される通貨になっています。なのでプロジェクト名がCardanoで通貨がADAという関係になります。

もともとCardanoプロジェクトが目指すのは胴元のいない公正なカジノプラットフォームを作り上げることで、既存のオンラインカジノは胴元という第3者の介入によって勝敗の確率の不透明性さや高額な手数料といった課題が存在しますが、ブロックチェーン技術のスマートコントラクトでそういった問題を解決したプラットフォームを実現しています。

そして今はメインネットローンチを控えており、メインネット移行後は汎用性の高いブロックチェーンプラットフォームとして最終的な目標は「30億人の財布」を実現することを目的にしています。

この記事ではADAの基本的な特徴をまとめます。

ADA基本情報

通貨名(単位) ADA(ADA)
公開日 2016年9月29日
メインネットローンチ日 未定
発行上限 45億枚
コンセンサスアルゴリズム Ouroboros(PoS)

ADAの単位はADA(エイダ)です。

2017年9月29日に一部のノードに限定されたメインネットローンチは行なっていますが、ADA全体のメインネットへの移行が計画されていますが日程は未定です。

発行上限枚数は45億枚となっており、コンセンサスアルゴリズムは保有量によってブロック生成時の検証作業者を決めるPoS(Proof of Stake)を元にしたOuroboros(ウロボロス)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています

ADAの購入

ADAは時価総額も高めで日本でも知名度がそれなりにあるアルトコインですが、金融庁に認可された国内取引所から購入することができません。(2019年3月時点)購入する場合は以下のような手順を踏む必要があります。

購入する場合は国内の取引所で基軸通貨となるBTCやETHを購入をしたのち、Binance(バイナンス)などADAを購入可能な海外取取引所に送金したのちに、基軸通貨からADAを購入することができます。

ADAの特徴

ADAの特徴としては次のようなものが挙げられます。

  • 独自のコンセンサスアルゴリズム「Ouroboros(ウロボロス)」
    コンセンサスアルゴリズムはPoSを承認方式として取り入れていますが、「Ouroboros: A Provably Secure Proof-of-Stake Blockchain Protocol」という論文を元にPoSを独自に進化させたものを使用しています。PoSはトークンの保有量によってブロック生成時の検証作業者を決定するものですが、Ouroborosはそれに加えてより安全で委任機能など拡張性に優れているものになります。委任機能が実装されるとEOSで採用されているコンセンサスアルゴリズムであるDPoS(Delegated Proof of Stake )に似たものになると考えられます。
  • 独自のスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」
    Plutus(プルータス)という独自のスマートコントラクトを取り入れており、Ethereum(イーサリアム)のスマートコントラクト以上の安全性とより複雑なルールで高度な契約可能にできることを目的として開発されています。また契約情報だけでなく個人情報もブロックチェーン上に記録することも予定されており、スマートコントラクトとしての活用できるユースケースの拡大に繋がることが考えられます。
  • 独自のウォレット「Daedalus(ダイダロス)」
    ADAには、専用ウォレットのDaedalus(ダイダロス)を開発しています。高速な送金速度や高い安全性だけでなく、ビットコインなど他の通貨をウォレット内で取引可能にすることや、カジノ、ゲームプラットフォームと直接連携しやり取りできるようすることでオンライン上で獲得したコインを管理できるようになることが計画されています。

これらの特徴から、ADAはアルトコインの中でも独自の特徴や技術を持ち、新しいプラットフォームとしての地位を確立しようとしていることが分かります。

Cardano(ADA)を構成する組織

Cardanoプロジェクトは三つの団体によって構成されています。

  • Cardano財団
    Cardanoプロジェクトの目標設定や、情報提供を行います。
  • EMURGO(エマーゴ)
    Cardanoプロジェクトの広報活動や、企業との提携を行います。
  • IOHK(Input Output Hong Kong)
    Cardanoの開発を行います。

三つの団体がそれぞれ、別の役割を持って活動しており、日本の東京工業大学をはじめとする各国の有名な大学と提携し研究を行なったり、決済システムとしての導入を企業と提携して進めるなどしています。

ADAの将来性とは

ADAは既にオンラインカジノのプラットフォームとしては稼動しており、独自の技術開発を精力的に行なっていることが分かります。

これからメインネットローンチも控えているアルトコインなので、メインネット移行後は他のメインネットに移行済みであるEOS等のように様々な用途で使用され、ADAの目指す汎用性の高いブロックチェーンプラットフォームになっていくことが期待されます。これからのCardanoプロジェクトを含めたADAの動向に注目です。