Binance Coin(バイナンス コイン)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

Binance Coin(バイナンス コイン)の特徴|基本情報、購入方法、将来性とは

Binance Coinは世界中にある仮想通貨取引所の中でも有名で規模も大きなBinanceという取引所の発行した取引所トークンと呼ばれるアルトコインの一種です。

取引所トークンの中ではもっとも時価総額が高く、仮想通貨全体の時価総額ランキングでも10位以内という上位に位置します(2019年3月1日時点)

この記事ではBinance Coinの基本的な特徴をまとめます。

Binance Coinの基本情報

通貨名(単位) Binance Coin(BNB)
公開日 2017年7月1日
発行上限 2億枚
規格 ERC20

Binance Coinの単位はBNB(ビーエヌビー)で、発行上限は2億枚で全て発行済みです。

規格はイーサリアムのブロックチェーンを使用したERC20規格のトークンになります。

取引所トークンで全て発行済みなので、マイニングなどで入手することはできず、直接Binance Coinを購入できる取引所から直接購入するでことで手に入れることが可能です。

またBinance Chain(バイナンスチェーン)という独自ネットワークへの移行も計画されており、メインネット移行後はERC20のトークンでは無くなりますが、そのメインネット上でBinance Coinは今後も様々な用途で利用されて行くことが発表されています。

Binance Coinの購入

Binance Coinは時価総額も高めで人気な取引所の取引所トークンですが、金融庁に認可された国内取引所から購入することができません。(2019年3月1日時点)

購入する場合は以下のような手順を踏む必要があります。

購入する場合は国内の取引所で基軸通貨となるBTCやETHを購入をしたのち、Binance(バイナンス)に送金したのちに、基軸通貨からBinance Coinを購入することができます。

Binance以外でもBinance Coinを購入することができる取引所は存在しますが、後述する手数料割引の特典が受ける為にもBinanceで購入するのがオススメとなります。

Binance Coinの特徴

Binance Coinの特徴としては以下の三つが挙げられます。

  • 取引所トークン
    Binanceの発行した取引所トークンとして、Binance Coinは基軸通貨としてBitcoinだけでなく様々なBinanceに上場しているコインと交換することが可能です。
  • 手数料の割引
    Binance上で何か別の通貨を購入するときに手数料が0.1%かかりますがBinance Coinを保有しているユーザはその手数料をBinance Coinで支払うことで割引が受けられます。
    割引率は年々低下していき最終的には割引を受けられなくなる予定です。
  • 運営の買い戻し
    最終的にはBinance Coinによる手数料の割引は受けられなくなりますが、Binance側が四半期ごとに取引所の利益の20%に相当する金額を市場からBinance Coinを買い戻しBurn(バーン)することで、全体の流通量を減らしていきます。このように供給量を減らすことで定期的に価値の底上げを行います。

取引所トークンなので取引所の利益による買い戻しがあったり、取引所の基軸通貨として扱える点や手数料の割引を受けられる点は、非常に取引所の価値と関係が深いコインであることがわかります。

Binance独自サービスとの関係

これまではBinanceの取引所トークンとしての特徴に触れてきましたが、Binance Coinに期待できることはそれだけではありません。次のようなBinanceが独自に展開するサービスでも利用できます。

  • Binance Launchpad(バイナンス ローンチパッド)
    バイナンス ローンチパッドは新規トークンの販売をサポートするクラウドファンディングプラットフォームで、2019年1月から開始されたサービスです。毎月トークンが即時に売り切れてしまうほど人気のサービスでその新規トークンを購入する場合にBinance Coinを使用することができます。2019年2月のローンチパッドではBinance Coinのみが使用可能でした。
  • Binance DEX(バイナンス デックス)
    またBinance Chain上で動作する開発中の分散型取引所(DEX)である、Binance DEXというサービスがあります。Binance DEXではユーザ間のBinance Coinの直接的なやりとりや基軸通貨としての取引など、これまでの取引所トークンとしての立ち位置からBinance Chain上でのネイティブコインとしての扱いになり、さらにユースケースが増えること期待されています。

これらの例のように、Binance CoinはBinanceが今後独自に展開して行くサービスで必要不可欠なものになるので、Binance自体の企業やコミュニティとしての存在感やサービスの拡大に伴い、ユースケースも増えていきます。

Binance Coinの将来性とは

Binance CoinはBinance自体のプロジェクトの進行とも密接な取引所トークンであるので、Binanceの株を購入するのに近いものだと感じます。

また持っているだけでもユーザとしてもメリットがあり、とても利便性が高いものであると言えます。

今後もBinanceが様々なサービスをローンチしたり、バイナンスチェーン上での独自のユースケースを展開することが予想されるので時価総額が高いアルトコインとなっていると言えます。

今後もBinanceの動向とBinance Coinの利便性の拡大に注目です。