仮想通貨業界にコインマーケットキャップのアライアンス(DATA)がもたらす変化とは｜CMC6周年記念

仮想通貨の時価総額や取引高などのデータをユーザに提供しているコインマーケットキャップ(CMC)は6周年の記念と共に、直近で取り組んできた重要事項として「CoinMarketCap Data Accountability & Transparency Alliance(DATA)」を発表しました。

DATAとは、仮想通貨の各プロジェクトにおいてより高い透明性、説明責任、および情報開示の促進を提供するための取り決めとなるアライアンスになっており、ユーザはより正確な情報に基づいた意思決定を行うことができ、プロジェクト側は情報の開示を通して、自らのプロジェクトの差別化を行うことができます。

DATAが主に行うこととしては次の二つがあります。

レポーティングの標準化を業界全体で評価、調整し強化
データの説明責任と透明性を高めるために戦略と対策を提案

現在DATAに参加している取引所は、必須データと継続的にプロジェクトから報告された情報を提供することを約束しており。必須のデータを提供することは、DATAパートナーであるための条件であると同時に、パートナー側は上記の目的に従って基準、戦略、および対策を策定することに貢献することができます。

すべての取引所は、取引データとオーダーブックデータをAPIを介してリアルタイムでのデータ提供を行うことが必要になり。データを提供しない場合は、取引高のランキングから除外されます。

参加している取引所は日本のLiquidを始め、Binance、Bittrex、OKEx、Huobi、UpBit、IDEX、OceanEX、Gate.io、KuCoin、HitBTC、Bitfinexと世界中の12の大手取引所がすでにアライアンスに加わっており、仮想通貨業界全体の透明性をDATAを通して高めていくことが期待されます。

また発表の中では、4月15日にリリースされたコインマーケットキャップのモバイルアプリについても触れており、AndroidとiOSの両方に対応しています。スムーズでよりディープなユーザエクスペリエンスが提供されており、ローソク足チャート、ポートフォリオ、通貨の並列比較、価格アラート、ニュース、ログイン機能などが提供されており、Webサイトでは使用できない機能が使用できるとのことです。
アプリのダウンロードはこちらから↓
https://coinmarketcap.com/mobile/